病院で退院前に処方してもらったカロナールは、1回分飲んで30分以上経ってから退院したものの
母は病院を出る頃には既に痛がっていた。
仕事柄、私はがんの患者さんに処方されている様々な鎮痛薬を知っているので
カロナールは既に効かない痛みなのでは…と思っていたんだけど、どうやらそれが的中したらしい。
帰宅後すぐ父に、在宅の医師に連絡してできる限り早く初回の診察と鎮痛薬の処方をしてもらうべきだと話した。
在宅の医師に翌日11時に会う約束をして、その日は母にはカロナールで我慢してもらった。
院長は女性の医師で、精神科専門医とのこと。見た目はどちらかといえば気の強そうな感じの方だったけど、話せばそこまででもなく、ある程度の柔らかさも持っている方だった。
その在宅専門のクリニックにはもうひとり、旦那さまである外科医もいるとのこと。
医師は地域連携で検査入院した病院のカルテなどを既にチェックしてくれていて、
その日の夕方初回の診察をしてくれること
薬の処方のされ方
患者とその家族専用のホットライン(24/7)
介護保険手続きに関すること(代理)
など、最初に必要なことを話してくれた。
こうして、母の在宅での介護が始まった。
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ちなみに母は現在、痛がってものを食べられなくなりがりがりに痩せてしまったこの当時より10㌔程の体重が戻り(体重管理と糖尿病予防が必要なほど)
フェントステープとオキノームで痛みがコントロールできてかなり元気に動き回るようになっている。