昨日母と編物をしていた。
編物を生業としていた母は編み方を全く忘れてないけど、認知症のせいか編み針を持ってもらうまでに結構な時間がかかり
昨日やっと成功したのだった。
私はストールを、母は帽子を編んでいて、編みながら話をしていたんだけど
ふと
「お母さんはどうしてるの?」
と尋ねられた。
お母さんは今ここにいるじゃない
と答えると
「いやいや、お宅の(お母さん)」
と、言われた。
母と2人きりだったのでしばらくは何もない振りをして過ごしていたが
耐えられず屋外に出た。
そうすると、涙が止まらなくなってしまった。
…遂に、来たか
母の病状がそこまで進んできたことに、気づけば相当なショックを受けていた。
外出している父が帰宅してから直ぐにその顛末を伝えた。
認知症を
恨んでもいいかな