最近はかぎ針編みをしまくっていて
でも、夏用の大判ストールを編む気がなかなか長続きしなくて…
毎月帰省することを決めてから、実家でも編物をすることにした。最初は夏用の帽子、そして編みかけのストール。
母に編物をして欲しいと思ったので。
夏用の帽子は結局、帰省から戻ってから編み上げて、8月の帰省では実際に被ってた。
その帽子を何度も褒めてくれたので、先日は帽子に向いている糸と編み針を購入して母に贈った。
そして私はストールの続きを編んでいた。
認知症が進んできた母は、数分前に言ったことを忘れる上に、亡くなった身内のことを聞いてきたり、家にいるのに「家に帰る」といった、現実と異なる言葉を発するようになっていた。
そんな母が
私が編んでいるストールに興味を示し
「そのストール、編めたらちょうだい」
と、何度か言った。
胸の腫瘍がどんどん大きくなって、明らかに服の上からでも左右差が判る状態で
痛みのコントロールはできて栄養は取れているけどその栄養は腫瘍にも行き渡っていて
ほんの少量とはいえものを食べることもできているので胃の腫瘍も刺激し続けているだろうから、いつ腫瘍から出血するか分からないという…
現実はより切迫していて
つまり
がんと認知症
その両方から攻撃を受けている母が(疼痛緩和しかしていないので)元気でいられる期間は限られていて
夏用ストールが来年は…
そう考えたら、少しでも早く仕上げてこの暑い間に使わせてあげたい
そう思うけど
このストールは来年どうなってるのかとか考えると編み進めるのが結構しんどい。
この【約束】
なんとか乗り越えなきゃ。