日々ごにょごにょ

なんもない日は穏やかに、なんかあった時は大袈裟に語ってしまう日記。

6回目の帰省

それまでは

 

果たして私の帰省は家族にとってどうなのだろう

 

という疑問が絶えずあり

今月帰省することにも迷いがあった。

 

というのも、毎度母との仲が上手くいかなくて父をより疲れさせることがあったから。

 

おまけに今回は緊急事態宣言中であることと、飛行機が相次いでコロナ禍に伴う欠航となったことと、あれやこれや重なったこともあり、結構気が重かった。

 

コロナ禍でジェットスターの成田↔高松便がひと月全て欠航になったので、今回は久し振りに新幹線を利用することになったのだが

 

復路にグリーン席を利用することにして、小さな楽しみとした。

 

 

母の容態は

 

がんは少しずつ身体を蝕んではいるけど、深刻な状況には至らず。痛みはほぼコントロールできていて、痛みに苦しむことはなく過ごせている。

 

ただし、傾眠傾向にあり、日中ウトウトすることが増えたように思う。

 

認知症の方は進んでしまっていて、母はもう自分の身の回りのことをこなすのも難しくなっていた。

 

傾眠のこともありリハパンツというものを履くようになり、入浴は父が介助している。

 

日中座っている時間が長くなった影響でおしりに褥瘡ができてしまい、訪問看護は週2回に増えている。

 

 

褥瘡対策に、母にゲルクッションと、正座の格好でも座れる座椅子を購入。母はそれらを気に入ってくれた様子。

 

買い物、訪問看護や訪問医療、介護と家事で1日が終わる。家事や介護を父と一緒にしながら、これをひとりでこなすのはとても大変なことだと常に思っていた。

 

日曜日には、仕事が休みの兄も一緒に家族4人で隣の県まで遠出をした。春の陽気の中きれいな公園でリフレッシュ。

 

 

そんな風に、4泊5日はあっという間に過ぎ、今日

 

父がやたらと私を引き止める言葉を口にした。

 

以前私は、帰省から自分の生活拠点に戻る瞬間がとても苦手で、つらくて途中涙が止まらなかったこともままあった。

 

家族の深い愛情がとても嬉しかったこと、そこから離れるつらさと、次に帰省するまでの間に万一のことがあったら…という不安が、涙の理由だったんだけど

 

母の病気が発覚し頻繁に帰省するようになってからは、それも落ち着いた。

 

ただ今回は…父にここまで引き止められたことがとてもつらい。

 

次の帰省は再来月を予定していたけど、やっぱり来月も帰省しようと今考えている。