先日父に尋ねられた。
何故兄や私はそんなにしっかりしているのか、と。
何故母が他界したというのに
そんなにてきぱき動けるのか
という意味。
その時私は父に
「そりゃお父さんがつらいだろうからだよ」
と、即座に答えた。
父がしゃんとしてたら私たちは甘ったれてへなへなになってしまっているだろうと。
でも
その答えが父にとって良かったのかどうかも分からないし、実際は自分が比較的しゃんとしている理由もよく分かっていない。
今日も思っていた
何故私は
母の衣服の整理(廃棄ではない)整頓を、泣きそうにすらなることもなくできているのだろう、と。
旅立った時から母がお骨になるまでは、これでもかというほど泣いた。
ご臨終ですと言われた時
父が後悔の念を露わにしてうずくまった時
看護師が来てくれた直後
エンジェルケアの最後にお化粧した時
その後親友とLINEで話した時
湯灌
死化粧をした後
お通夜
告別式の真っ最中から出棺にかけて
…母が斎場に着くまでは泣きどおしだった。
ただ
お骨になった後は一度も涙が出ていない。
次に泣くのは多分
実家から生活拠点に戻る時だろうとは思うけど。
そしてその後
もっとつらくなるのかなとも思っている。