母方の祖父の家にはお仏壇があった。
高さは1.5m以上、幅も結構ある、金仏壇。
今時それを買おうとすると100万円は下らないであろう立派なお仏壇。
今日
実家にもお仏壇がきた。
業者の方が設置してくれて、中に置く仏具をひとつひとつ説明しながら手際よく置かれていくのを座って見ていた。
高さは、私の身長より少し高い
幅は、扉を開くと80cmほど
奥行は、60cm弱
父に突然「仏壇を買った」と伝えられた時には想像していなかった大きさのお仏壇で
全ての仏具がきちんと対になっている、昔からある形のお仏壇だった。
中の仏具には一部金色のものもあるが、お仏壇は紫檀製で、金具は黒っぽいシルバーの落ち着いた雰囲気のもので、内側の扉には透かし模様が入っている。
業者さんは終始穏やかに話してくれた。
度々「家具調のお仏壇だと仏具が揃えられず略式になってしまうんです」と説明された。
お仏壇の大きさからも、仏具の揃い方からも、信じ難い価格で父が購入できたことが不思議だった。
…今もね。
お仏壇に置くお供えを買ったら賞味期限がとても近かったとか、別の予定のために買い物から急いで帰宅して、お仏壇にある収納スペースに入れる籠のサイズが合わなかったとか
詰めが甘いのは相変わらずだったけど
無事お花とお供えを揃えることもできて
入仏式を迎える準備は完了。
お父さん
立派なお仏壇を、ありがとう。