日々ごにょごにょ

なんもない日は穏やかに、なんかあった時は大袈裟に語ってしまう日記。

投書

15時を過ぎた頃

 

来られた女性の患者さんが私の方に顔を寄せていくらかボリュームを下げた声で

 

「保険証を確認する窓口の方は、同じ制服のようですが同じ会社の方ですか?」

 

と、訊いてきた。

 

そうですと答えたのだが、患者さんは何かを言い淀んでいたので

 

何か失礼がございましたかと尋ねると

 

「言い回しがとてもきつくてつらかったです」

 

と、小声で言われた。

 

患者さんと直接話をする窓口の人間にとって接遇はかなり気を遣うもので

 

それを心がけていても患者さんに嫌な思いをさせてしまうことは避けられなかったりもするので

 

(◎_◎;) ドキッ!!としてしまった。

 

患者さんには

 

「いえいえ、ここの窓口のみなさまはいつも良くしてくださってます」

 

と、笑顔で言っていただけたが

 

患者さんのこの一言はとてもありがたく、同時にとても申し訳なくて

 

失礼をしてしまい申し訳ありませんでしたと伝え

 

患者さんが投書したいようなことを仰ったので

そのことについては総合案内で訊いて欲しいと伝えた。

 

 

仕事が終わり統括にそのことを話すと

(統括は件の人は以前にもその手の指摘があったことを知っていた)

 

投書と言えば…と統括は言葉を継いだ。

 

「だりあさんにとてもいいお知らせがあります」

 

…?

この話に関連する【いい知らせ】は全く思いつかず続きを聞くことにしたら

 

「だりあさんの接遇が素晴らしいと投書があったんですよ」

 

(。☉∆☉)ワァオ☆

お褒めの投書???

 

投書は私に名指しで書かれていたとのことで、随分前にある男性の患者さんに名前を訊かれて、伝えると褒められたことを思い出した。

 

少なくともそれは1ヶ月以上前だったと思うけど

 

その方がわざわざ投書までしてくださったのかなと思い、それはそれでかなり驚いた。

 

 

にしても

 

私が患者として通院した時に

投書してまでスタッフに伝えたいことを思いついたことはないし

 

思いつくとしたらまずクレームかな…と思うので

 

ここでは【投書】が意外と身近なこと

ポジティブな投書があること

その対象が私であること

 

…とにかく驚いた。

 

 

そしてしばらくして

 

この投書は

私が元のデスクワークになかなか戻れなくなる理由のひとつになるのでは…

 

 

と、不安になってきた(´•ω•̥`)