日々ごにょごにょ

なんもない日は穏やかに、なんかあった時は大袈裟に語ってしまう日記。

脂肪腫?

外来手術で右腋の塊を取っていただいた。

 

以前CTを撮った結果を見たドクターは

 

脂肪腫か副乳か分からない」と言っていたので、副乳も有り得るのかと事前にいろいろググッたりして

 

副乳の切除だと費用が変わるんじゃ…とか思ってたけど

 

中身を見たドクターは今日

 

これは単なる脂肪の塊かも…と言った。

 

麻酔の注射は塊を囲むようにぷつぷつぷつと打たれ

 

柔らかい電子音と共にジリジリと音がし始めた。

 

説明はされてないけど、微かに焼ける匂いも感じたから、これが電気メスなのかなぁ…と考えるのもつかの間

 

ビリッと鋭い痛みが走る。

 

事前にドクターに

「広範囲だし麻酔が効きづらい部分も有るかもしれないから痛みを感じたら我慢せずに言ってね」と言われてたけど

 

これはビビりの私には結構な恐怖になった。

 

ジリジリ音がするといつ鋭い痛みが走るか分からない。

 

柔らかい電子音が止まった時にしか身体の力が抜けない。

 

途中から看護師さんがサポートに入ったので時計も見えない。

 

私が痛みに身体を強ばらせた時の看護師の台詞は

 

「今深いところを切ってるからね」

 

そしてまた麻酔が足されて注射の痛みを感じて、すぐにまた電子音とジリジリ。

 

ビリッと痛みが走りまた強ばったらまた麻酔が足されてすぐにまた電子音

 

…ねえ看護師さん

「もうちょっとだからね」はまだ?

 

看護師に促されるまま深呼吸。

ドクターは看護師にサポートの指示をしながら電気メスで組織を切り続ける。

 

麻酔を足しても足してもすぐに鋭い痛みが走り、ドクターに一度だけ

 

「麻酔効きにくいのかなぁ…もう同じところに何度も打ってるんだけど…」と言われた。

 

そしてドクターが謝るのを初めて聞いた。

 

「僕ももっと強く全身麻酔を勧めるべきだった」

 

 

電子音が続いたのは約40分

縫合も結構な時間を要して、1時間まるまるかかって手術は終了。

 

ドレーンが出ている患部に分厚いガーゼがあてがわれて、それを貼る包帯で固定された。

 

上手くいけば明日ドレーンの抜去。

まだ抜糸については聞いていない。

 

とにかく

 

脂肪腫などの手術が必要になったら

次はちゃんと入院して全麻でしてもらうと決めた、今日の外来手術だった。

 

 

局麻の手術は

音との戦いでもある。