日々ごにょごにょ

なんもない日は穏やかに、なんかあった時は大袈裟に語ってしまう日記。

四十九日法要とその前の…

入仏の法要が、今日行われた。

 

予定は

まずは入仏法要。

 

13時前に父が住職を迎えに行き、13時から自宅で法要の予定だった。

 

父が家を出た後、13時より少し前に葬儀社の方が四十九日法要に来てくださった方へ渡すお礼の品を届けてくれて

 

同じく来てくださった方へ渡す食事は…業者が道に迷ったと同じ頃連絡してきて

 

届いたのは住職が来られたのとほぼ同時だった。

 

 

強面の住職は口を開くとなんというか…お茶目な方で

 

家のいろんな部分にいろんな感想を仰った。

 

まずは門になっているブナの木に

そしてお仏壇に。

 

法要の後

またお仏壇に

玄関にたくさん飾ってあるフクロウたちに

最後はウチのワンコに。

 

特にお仏壇の扉の透かし模様と螺鈿の桜

庭のブナの木には関心を持たれたご様子だった。

 

住職を寺に送って父が帰宅した後

四十九日法要に必要なものを車に積み込んで今度はお寺に行った。

 

本殿に入り荷物を整え

本殿の後方に待合のような場所を用意していただいていたので

 

到着している親族の方たちを本殿に案内した。

 

お台所に通じる襖が開いていたんだけどそれは私たちには触れないのでそのまま

 

座って談笑していると住職がいらした。

 

まずは襖を閉めて

(お台所丸見えになっちゃってますねハハって言いながらそそくさと)

 

それから法要を始めるべく御本尊の前に案内されて座ると

 

住職、まだせかせか動き回っている。

そして

 

「マイクどこいったかな…」

 

 

「マイクは諦めました」

 

と言い、私たちの前にやっと座って法要の説明から始まった。

 

そそっかしさに親近感を覚えてしまった。

 

四十九日法要はなんというか…

 

参加型

 

という感想を持った。

 

告別式の時はただ聞いていただけのお経も

四十九日法要の時は本を渡され一緒に唱える。

 

お焼香は告別式では1回と聞いたが

今回は2回と言われたし。

 

その辺りが新鮮だった。

 

考えてみれば、四十九日法要ってあまり経験がない。

 

 

 

最近母がいない不安を感じ始めた。

 

仏花やお供えの飾りつけ

来客のもてなし

お供え物の取り分け

 

…苦手なものを言い出したらキリがない。

凡そ世の奥さま方がすることが苦手なのである。

 

茶の本来の淹れ方は母に教わったのでできない訳ではないけど

 

お出しするタイミングをはかるとか…。

 

 

ここのところ

そういうことをする機会がわっと増えて

何をするにも不安になる。

 

…お母さん

私がしてること、恥ずかしくない?

ちゃんとできてる?

 

頭の中で何度もそう訊くんだけど

 

もう教えてくれる母はいない。

 

礼服の準備も

兄のものは父が口添えをしている。

 

けど

私は全て自分ひとりでしなきゃなんない。

 

少しずつ、不安が重なっていく。

 

 

ともあれ

 

四十九日法要は無事済んだ。

 

帰宅後着替えて家のこととワンコの散歩を済ませて

 

少し3人で出かけた。

ホームセンターで遺影の座布団や壁にかけるための金具を買い

 

良さげな酒屋さんで父と兄が飲むお酒などを買い

 

ジョリーパスタで夕飯を取った。

 

 

お父さん

お兄さん

 

今日もお疲れさまでした。

 

お父さん

 

お母さんは遠くに行ってしまったと

あまり言わないでね

 

顔には出さないようにしてるけど

不安で押しつぶされそうになってつらいから。