いつもの生活の場に戻った。
19日、父の通院。
主治医に、右の肺に新たに小さな点があり、それが3月より僅かに大きくなっていると知らされた。
左の肺にある点は大きさも変わらず、やはり過去の炎症の跡か良性のものと診断されていて、今回もそれは変わらないとのことだけど
右の肺に…は、今回新たな懸念点として初めて伝えられた。
血液検査の結果は悪くなく、腫瘍マーカーも炎症反応も許容範囲内。
後で父が気づいたのだが
腫瘍マーカーの値は微増している。
その後の父は口数が少なく元気がなかった。
帰宅後連絡をすると
「困ったことがあったらいつでも連絡してね」
と、返ってきた。
詐欺のことも自分の病気のことも
ほぼ何も口に出さず愚痴もこぼさない
父はあくまでも
娘や息子の父でいたいんだな、と
久々にじわっときながら思った。
大丈夫だよ
いつまでずっとムスメだから。
でも
家族だから
助け合っていこう。