日々ごにょごにょ

なんもない日は穏やかに、なんかあった時は大袈裟に語ってしまう日記。

頑張る父

今日の父は、元気だった。

 

空元気なのは解っているけど、兄が職場復帰するにあたり多分踏ん張ろうと決心したのか

 

朝からすっきりしていた。

 

兄を見送って、洗濯機を回し、朝食を取り

洗濯物を干してから準備をして出かけた。

 

今日は葬儀費用の振込と、母の銀行口座を解約する予定だった。

 

母は1枚だけクレジットカードを所有していて、母の口座から毎月1,000円弱引き落としされていたのだが

 

それがなんのためなのか分からないのが引っかかっていて、手続きが先延ばしになっていた。

 

母が他界した直後に殆どの貯金はおろしていたんだけど、解約には本人が出向かなければならないようなことを窓口の方に言われ

 

やむを得ず父は母が他界したことを窓口の人に告げた。

 

窓口の人は

「それをこちらが知ってしまった以上は相続の手続きを取らなければならない」と言いつつも

 

抜け道の案を出してもくれた。

 

でも、どのみち相続の手続きは必要なのだ。

 

父はその手続きを進めることに決めた。

 

とはいえ事前に大半のお金を引き出していたため、簡単な手続きで直ぐに何とかなるとのことで

 

書類を揃えて明日改めて手続きをすることとなった。

 

 

ジェルネイルをしていた私の爪はこの帰省の間に3本の爪に亀裂が入り、先日遂に左手親指のジェルが一部剥がれてしまった。

 

その上自爪も欠けていたので、やむを得ずこちらのネイルサロンを探して予約し、今日行くことにしていた。

 

銀行の手続きの後、ネイルサロン前には小一時間ほど前に着いてしまった。

 

一度帰宅するには時間が足りないので、父に

 

「この辺りで適当に時間を潰してからネイルサロンに行くから後で迎えに来てくれる?」と頼んで別れた。

 

けど…

 

周囲には喫茶店がない。

 

あるのは商店か、焼肉店などのがっつりごはん系のお店だけ。

 

5分ほど歩いたところにスーパーとセリアがあったのを思い出して、そこに向かって歩く。

 

少し寒いけど、晴れてはいるし、歩くのはさほど苦にならなかった。

 

スーパーの端に小さな休憩コーナーを見つけ、そこであったかいココアを飲んで、ネイルサロンに向かうべく外に出ると…

 

雨!

 

着ていたスプリングコートのフードを被り、仕方なく雨の中を歩いた。

 

ネイルサロンでタオルを借りてコートの水分

拭いて、ジェルの付け替えをしてもらった。

 

始めて10も経った頃には路面が乾き始めているのが見えたし、終わる頃には太陽が戻ってきていた。

 

爪の色は、ピンクベージュのグラデーションにしてもらった。

 

思いの外、親指の爪が短くなっていて

 

バランス悪いな…と思いつつも

仕事にはちょうどいいかもと思った。

 

 

夕飯の支度は、今日は父が主導でしてくれた。

 

父の頑張りは痛々しいけど、それでも、少しほっとした。