日々ごにょごにょ

なんもない日は穏やかに、なんかあった時は大袈裟に語ってしまう日記。

「ありがとう」

母が他界してすぐ、私は家族に

家のことはみんなでするようにしようと話した。

 

私がいない時はどうしても家事の比重が大きく父に傾くのは仕方がないのだけど

 

家事はみんなでする方が早く片付く。

それに時間が経つのも話しながらすると早く感じる。

 

私はそう考えるのでそれを半ば押し付けてる状態だけど

 

結果として父の負担は少し軽くなった筈。

 

 

父に

「お前は人使いが上手いな」と笑いながら言われたけど

 

それ以上に頻繁に

 

「ありがとう」と言われることが多くなった。

 

それ自体はいいことな筈なんだけど…

 

それを聞く度に何故か

 

認知症になった母が言葉を発する時に感じた

なんとなく実感のこもらない感じが思い出されて

 

少し不安になる。

 

 

 

母方の祖父が他界した後

3年後に祖母が他界した時

 

どなたかから聞いた

 

「夫婦仲良かったのね

こんなに亡くなる間隔が短いなんて」

 

という意味の言葉が頭から離れない。

 

父は本当に献身的に母の看病をしていた。

仲だって良かった(ムスメ目線で)。

 

だから父のことが心配で心配で

 

…この心配性は母譲りか

 

なんて思ったりするし

 

そんなことを思った時にまた淋しさが身に染みる。

 

 

 

とにかく

 

父の空元気が本来の元気になる時を待っている。