患者さんがカウンターに向かってくる時
いつも私は自分に
ビビるな
と、言い聞かせている。
どなたにも同じように話しかけるように心がけるのだ。
そうすると
強面の方が意外に柔らかい物腰で話してくれたり、小さなポカを笑って許してくれたりする。
ただ何故か
職場内に何となく苦手だなと思う若者がふたりいて(ふたりとも【問題児】というのが仕事を教えてくれてる人の意見)
その方たちにはどうも身構えてしまう。
そのふたりともに別々に
今日は話しかけられた(仕事上の注意以外で)。
女性の方には
お手洗いに行ったついでに仕事で使うロール紙を1巻持って戻ったら
「なんで1個だけ持ってるの?」と尋ねられ
「1個使ったから…」と答えると
朗らかに「そんなーいいのにー」と応えられた。
あ、朗らかに話せるんだ
タイミングが悪くその返答には反応できなかったけど、こちらの緊張も少しほぐれた。
16時頃少し後ろに座り仕事をしていると
今度はリーダーに
「慣れた?」と話しかけられた。
(今日はこれが最も意外に感じた)
まだ慣れないことや難しい点を話す。
「患者さんの言うことのバリエーションが多すぎて…」と話すと
「いくつかのパターンがあるからそれを聞き取っていけばいいと思うよ」と、アドバイスをくれた。
…なるほどなぁ。
バリエーションとパターン
似た意味合いの言葉を使い分けられたこと
話しかける努力をしてくれたこと
若いリーダーのいいところを見つけられたようで嬉しくなった。
ビビるな
という心構えは
あらゆる人に対して持つべきだと
今日は感じられた日だった。